CdTe型太陽電池

化合物系薄膜太陽電池では、カドミウムとテルルを結合させたCdTe型の変換効率が高くなっており、尚且つ製造コストが安いことからも注目を集めており、すでに8社が参入を表明しています。

CdTe型の太陽電池は、薄膜シリコン型太陽電池の最大の競合です。

日本ではかつて松下グループが量産寸前にまで到達していましたが、カドミウムのイメージが悪く、環境事業を手がけながら企業イメージが悪化のリスクに繋がるという理由で事業を中断しました。

日本では公害物質としてのイメージの悪いカドミウムは、テルルと結合すると安定した状態になるため、漏出の危険性は低くなっています。

家庭向けでは建替え時にCdTeのセルが行方不明となるリスクなどがありますが、欧米では、発電所向けに製品のリサイクルを保証したビジネスモデルで市場が拡大しています。

欧米の安全基準は厳しく、割れても燃えてもカドミウムが漏出しないなどの基準を満たす必要があり、技術的な目処はつきつつあります。

カドミウムは亜鉛の精製過程で必然的に発生する副生成分です。

現在、NiCd電池に使用されています。

環境負荷を考慮すると、発電所向けにリサイクル契約を結んで供給したほうが、漏出などのリスクは低いため、カドミウムの安全かつ有効活用という点では、環境貢献度製品という見方も出来ます。

海外ではCdTe型太陽電池の開発が盛り上がってきており、米国の企業が、非真空プロセスによる量産に成功しいて、太陽電池業界のディスカウンターとして存在感を増しています。

その他の太陽電池をご紹介致します。

球状シリコン型は、小さなシリコン球を使用した太陽電池です。

クリーンベンチャー21、フジプレアム、立命館大学が共同で開発に取り組んでいます。

90年代に話題を呼んだ球状半導体回路のポール・セミコンの流れを汲む技術です。